先送りせずにすぐやる人に変わる方法 / 佐々木 正悟

皆さんは、何かやろうと思ったこと、やらなければいけないことを「すぐやる人」でしょうか。

おそらく7,8割の方は「なかなか手を付けられず先延ばしに・・・」というのが現状ではないでしょうか。

こんなタイトルの本を手に取るぐらいですから、私も同じです。

一度でも取り返しのつかない大事故になれば反省するのでしょうが、周りの方の助けもあって幸か不幸か先送りしてもなんとかなってしまっていました。

自分もだ、とお思いの方はそろそろ終止符を打ちましょう。

本書の概要

そもそもなぜ先送りしてしまうのか

ものごとを先送りしてしまう原因には様々あります。

たとえば

  • あれもしたいこれもしたい
  • なんとなくやろうと思っているが実は本気じゃない
  • 準備ができていない
  • 見通しが立っていない(阻害要素がある)
  • などなど。

では、先送りせずにすぐやるための方法にはどういったものがあるのでしょうか。

本書であげられている55の方法から一部を紹介します。

何から手を付けていいのかはっきりさせるために、やることを分解する

人間の脳は細かく小さなことをいちいち認識していられないので、ひとまとめに「パック」したがります。

しかし、「すぐやる」上ではこの「パック」にするとうまくいきません。

例えば「飲み会の幹事をやる」としましょう。

この行動はいくつもの「やること」がひとつにパックされているため、「よーし、幹事をやるぞ!」と思ったときに「すぐ行動に移す」ことが難しい状態です。

そこで、この「飲み会の幹事をやる」という「やること」を分解していきます。

幹事をやる上で必要なのは

  • 予算を決める
  • お店を決める
  • コースを決める
  • 皆の都合を確認する
  • 予約をする
  • 参加者に連絡する

などなど。

パックされた状態の「飲み会の幹事をする」よりも、「まず飲み会の予算を決める」のほうが行動に移しやすいと思いませんか?

幹事をする、という行動を「すぐに完了させる」ことは難しい(不可能?)ですが、「予算を決める」という小さな行動であれば、「すぐに完了させる」ことが可能ですね。

「とりあえず」やらない

すぐやるのに、とりあえずやらない・・・?どういうことでしょうか。

本書の趣旨と違うことをいうようですが「すぐやらなければ!」「動かなければ」という思い込みに支配されてしまうと、動いているのに仕事は進まない、という状況に陥ります。ただ、すぐに動けばいいというわけではないのです。

ではどうするべきかというと、やるべきことを構造化することです。

上で述べた飲み会の幹事の例で言うと、「幹事をするぞ!」と思い立ったあとに、とりあえず身近な参加者に連絡をして都合のいい日を聞きつつ、店を決めたものの周りから「高いよ!」と言われ、参加者が増減して店側に人数変更の連絡をして・・・

書いているだけで混乱してきました。

すぐやる人になろうと思ったら、まずはやるべきことが出来たときに「すぐ段取りを決める」「すぐ準備をする」こと。

これこそが「すぐやるべきこと」なのです。

段取りさえ決めてしまえば、各行動を実行するのに最適な時期が見えてきますよね。

本書の良いポイント

人それぞれの「やれない原因」に、どれかは効く

我々が「すぐやれない」理由は様々ですが、本書には55の「すぐやる人になる方法」が書いてあります。55のうちいずれかの方法は、自分が「すぐやれない」原因を潰してくれる方法となっているでしょう。

「先送り」とは「失敗」である、という名言は心に刻む価値がある

「先送り」とは「失敗」です。ちょっとキツく聞こえるかもしれませんが、意図した行動を実行できていないという意味では「失敗」になってしまいます。

本書の最後のほうに出てくるこの言葉。ポップなイラストとは裏腹に結構効くパンチを喰らった気分です。先送りをする人は、先送りしても大きく困らないから先送りしてしまうのだと思います。自分はそう。それを「失敗である」と認識すること。これがすぐやるための原点なのだと気づかせてくれました。

本書から何を学ぶか

先送りの原因を突き止め対処する。

すぐやる人になるためには、すぐやれない原因を突き止めること。

そして、それに合った対処方法を取ること。

とりあえず何かに手を付けるのはNG。すぐやるのは、やることの細分化と段取り決め。

※本記事は別ブログ(既に閉鎖)からの転載です