
- 作者: 杉浦伝宗
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2013/10/29
- メディア: 新書
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男には、家で一人きりになって趣味に没頭できる書斎が必要だ。
著者がそう語るのは『ミニ書斎をつくろう (メディアファクトリー新書)』です。 今の家に引っ越す際に書斎スペースが欲しくなって読んだこの本、具体的なことまで書いてあってなかなか面白かったです。
概要
書斎とは、その家の主(世帯主である夫や父親)が専有できる、趣味や仕事など好きなことに没頭するための独立した部屋である。
この本では上のように定義しています。
書斎を持とうといっても、今の日本の住宅事情では難しいですよね。そこで作成するのが「ミニ書斎」。
ミニ書斎とは、寝室・リビング・廊下・階段などの一角に設けられた、広さ3畳以下の、世帯主の男性専用のスペース。
3畳という狭いスペースでも十分書斎にするための、本棚や椅子・机の選び方などが紹介されています。
感想
全体的に「男性のための」とか「世帯主たるお父さんのための」みたいな言い方があふれているので、女性が読んだときにどう思うのかなー(=女性の権利云々の標的にならないのかなー)というのは読みながら心配でした。
が、「スペースは無いけど書斎っぽい空間が欲しい」というニーズに対しては、十分なヒントをくれる本でした。
お父さんが趣味や仕事のためにこもるといっても、この本で目指しているのは「こもり感」≠家族と隔絶されない、という点もGood。
同じ家、同じ空間に家族がいるという感覚を持ちつつも自分のやりたいことに没頭できる空間は魅力的です。
ミニ書斎を持つと、毎日死んだ目をして働いて休日は寝てばかりだったお父さんが生き生きしはじめる→奥さんと子供にとっても良いことだよね!というのがシメでした。
お気に入りの1文
書斎は「住む人の人生を豊かにするための空間」といえます。