自分の長所を見つけて伸ばすために読む本『誰にでも才能はある。問題はその「原石」をどう見つけて磨くかだ』

就活をすると必ず履歴書やエントリーシートを書くことになります。バイトの面接に持っていく場合でもそうですね。

そこで過去に困ったのが、「趣味・特技」の欄。

趣味はわかりやすくていいですよね。何が好きか。ただ、特技と改めて言われると、ちょっと困ってしまいました。

特技は趣味と違って、それこそ「才能があるもの」を書くことを要求されているように感じていました。そうなると、「どうしても自分には何も特別な才能は無い・・・」と思ってる(いた)私のような人からすると、困ってしまいます。

そんなときに心強いタイトルが今回の本『誰にでも才能はある。問題はその「原石」をどう見つけて磨くかだ』です。

才能の定義を改めよう

才能って何?と考えたときに、私は過去「他人より優れたところ」だと思っていました。ところが、本書では「才能」を

生まれながらに持っているすぐれた能力のこと (P29)

としています。

他人よりすぐれた才能は「異能」であって、そちらは誰でももっているわけではない。が、才能は個人個人が「自分のなかで一番得意なこと」であるそうです。なるほどこの考え方なら、「誰にでも才能がある」というのも正しいことになりますね。

じゃあ自分の才能ってなんだろう?←潜在能力テストで調べてみよう

自分には何らかの才能がある、ということは納得できました。 じゃあ具体的にどんな才能があるのか、それは本書についているテストをするとわかります。本書では才能を以下の19の力としていて、200問の質問に「はい」「どちらともいえない」「いいえ」で答えることで、自分の各能力がどの程度なのかを調べることができます。

  • ワーキングメモリ
  • 言語操作力
  • 数操作力
  • 空間認知力
  • 処理能力
  • 適応力
  • こだわり力
  • 創造力
  • 想像力
  • 社会技能力
  • 自己コントロール力
  • 時間力
  • 継続力
  • 遂行機能力
  • 注意力
  • ボディイメージ
  • 視覚認知力
  • 聴覚認知力
  • 運動能力

もちろん本書では各能力の特徴や、それらの能力を持つ人が得意なこと&気をつけなければならないことが説明されており、本書のページ割合で言うとメインはココです。ただ、私が本書で一番大事だと思っているのは、各能力の説明よりも、自分の才能を「磨く」方法の部分です。

才能を伸ばすためには

弱点を必死に克服するのをやめる

人には、努力しても伸びにくい能力があります。上記の能力のうち、自分が得意でないとわかった能力があったとして、それを頑張って補おうとしても、うまくいくとは限りません。

マンガ『HUNTERXHUNTER』の中で、カストロというキャラクターが登場します。彼は武闘家として元々高い資質を持っていたにもかかわらず、自分の本来持っている特性(才能)とは違う方向に努力をしてしまいます。結果、宿敵ヒソカとの戦いに敗れてしまうのです。

HUNTER×HUNTER モノクロ版 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)

HUNTER×HUNTER モノクロ版 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)

カストロの問題は、自分の長所を正確に把握できていなかったことでした。我々はHUNTERXHUNTERの世界と違って、念能力で戦闘するわけではありませんが、大事なことは共通しています。それは「長所を伸ばすことに注力する」こと。不得意なことは、長所を伸ばすことによってカバーする。この考え方、最近けっこう好きな考え方で、気になる方は他に『新世代努力論 「恵まれた世代」は判ってない。これがぼくらの価値観だ。』『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』あたり読んでみると、面白いと思います。

過去にも記事を書いてます。

ブレーキ思考に気をつける

能力を伸ばす上で、ブレーキとなる思考がいくつかあります。

たとえば白黒思考。ものごとを「良い」「悪い」で白黒つける考え方をしてしまうと、一度のミスで全てが台無しだと思ってしまいます。これ、私もかなり心当たりがあるので、気をつけないとなと、反省です。

他にも

  • 盲目思考
  • 読み過ぎ思考
  • レッテル思考

などがあるため、心当たりがある方は本書を読んで気をつけるべきです。

才能を組み合わせる

たとえば仕事をする上で、何か一つの才能で勝負していくというのは難しいことです。そんなレベルの才能であれば、すでに「異能」なので、この本読む必要ないですしね。

そうではない、もっと一般の人がそれぞれの持っている才能で勝負するための方法が、才能を組み合わせることです。

たとえば、「適応力」の高い人はどんな環境に入っていってもすぐに馴染むことができます。ここに「想像力」を組み合わせることで、新しい環境に自分を順応させるだけでなく、その環境自体を発展させていくことが出来ます。

このように、才能を複数組み合わせると、それが自分だけも武器になります。本書では「無敵になれる」という強気な表現が使われています。

まとめ:メタ認知で自分を高める

本書では

メタ認知とは、簡単に説明すると、「自分の能力を知り、それをコントロールする力」のことです。

と説明されています。

才能とは何か、どうやれば磨くことが出来るのかについて、本書から学んだことを説明して来ましたが、大事なのはメタ認知=

  • 自分の才能を知ること
  • 才能をコントロールすること

です。

自分には特に才能がない、と思っている方は、本書のテストで自分の才能を知り、そしてそれを伸ばす方法について考えてみましょう。

本書を読んで劇的に人生が変わることはたぶんありません。私もまだ「なるほどな」と思っているだけの段階です。ですが、自分の才能が何なのかは把握できたので、後はこの力をコントロールして、伸ばす方向に行動するつもりです。

誰にでも才能はある。問題はその「原石」をどう見つけて磨くかだ

誰にでも才能はある。問題はその「原石」をどう見つけて磨くかだ

誰にでも才能はある。問題はその「原石」をどう見つけて磨くかだ (中経出版)

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