やりたいをやりたいで終わらせないために読む本『たいていのことは20時間で習得できる』

皆さんは、やりたいこと・出来るようになりたいことはありますか?

私は簡単なフィンランド語が出来るようになりたいし、iPhoneアプリ作れるようになりたいなぁなんて思うし、ブログももっと読みやすく改修して・・・

こうやって考えていくと、出来なくても死なないけど、出来るようになりたいことって沢山ありますよね。

そんな状態を抜けだして少しでもやりたいことができるように、読んだのがコチラ。『たいていのことは20時間で習得できる』です。

「1万時間の法則」なんてクソくらえ!

過激な言い方をしましたが、コレは私のセリフではありません。本書にそう書いてあるんです。

天才! 成功する人々の法則』に書かれている有名な「1万時間の法則」というのがあります。

これは、何かにおいてプロのレベルになるためには平均で1万時間かかる、という法則です。

この法則は確かに正しいのかもしれませんが、『たいていのことは~』の著者ジョシュ・カウフマンは「クソくらえ!」と言っています。なぜでしょうか。

皆がプロレベルになりたいわけじゃない

1万時間の法則で言っているのは、「プロのレベルになるには」の話です。

したがって、自分が何か新しい趣味を、楽しめるレベルになりたい。あるいは、町の将棋クラブで「○○さん強いねぇ」と言われるレベルになりたい。そのくらいであれば、何も愚直に1万時間もかける必要はありません。もっと効率よくそのレベルに達する方法があるはずです。

本書が説明しているのは、そんな「超速スキル獲得法」です。

超速スキル獲得法 10のチェックリスト

あるスキルを効率よく、20時間で身につけるためには、

分解・学習・除去・練習

の4つのステップが必要だそうです。

この4つのステップを着実に行うために、本書ではもう一段階具体化された10のチェックリスト(ルール)を示してくれています。それは

  • 魅力的なプロジェクトを選ぶ
  • 一時に一つのスキルにエネルギーを集中する
  • 目標とするパフォーマンスレベルを明確にする
  • スキルをサブスキルに分解する
  • 重要なツールを手に入れる
  • 練習の障害を取り除く
  • 練習時間を確保する
  • すぐにフィードバックが返ってくる仕組みをつくる
  • 時計のすぐそばで一気に練習する
  • 量と速さを重視する

の10項目。

これらを見ると、なるほどなんとなくわかったぞ、という気になりますが、本書の面白いところはここから。

著者が実際に新しいスキルを身につける過程が描かれている

10のチェックリストに基いて、著者が実際に

  • ヨガ
  • プログラミング
  • タッチタイピング
  • 囲碁
  • ウクレレ
  • ウインドサーフィン

を身につけるまでの過程が書かれています。

その過程の中では、途中で伸び悩んだときにどんな対応をとったかや、何時間経過した時点でどのくらいのことを身につけたかなどがわかり、なんだか自分も一緒にやっているかのような感覚になります。

この、それぞれのスキルを身につけるまでの体験談が本書の面白いところ、メインとなる部分です。

どのスキルも、基本的な考え方は同じで、10のチェックリストに基づくものです。ですから、「ヨガをやってみよう」と思っている方はヨガの項が役にたちますし、「囲碁という単語を見るだけで怒りで手が震えてくる」なんて方は、囲碁の項を読まなくとも他の項でスキルの身につけ方がわかるようになっています。(私は全部読みました)

何かを始める前に読みたい一冊

これから何かを始めたいと思っている方、もしくは「やりたいことリスト」が膨れる一方で何もできてないという方にはお勧めです。なにより20時間という具体的な数字。1日1時間を使うとして、1ヶ月程度で何か一つのことが身につけられる計算になります。

このくらいなら捻出できそう、という気がしてきませんか?

「やりたい」を「出来た」「出来るようになった」に変えられる毎日を始めてみてはいかがでしょうか。

たいていのことは20時間で習得できる

たいていのことは20時間で習得できる