齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! / 齋藤孝

本を沢山読むと頭が良くなるというのは、小学生のころに周りの大人に言われた記憶があります。

とはいえ、誰もその理由をちゃんと説明してくれなかったような気がします。

この本の著者の齋藤孝さんが言うには、本を多く読むことによって「バランスのとれた価値判断能力」が養われるそうです。ものごとをいろんな面で見られるようになる、ものごとを自分の考えだけで決めつけない。この力はとても大事そうです。

じゃあ多読をするためにはどうしたらいいか。単純に考えると、本を速く読むことができれば、同じ時間でたくさん読むことが出来そうです。

齋藤孝の速読塾に入塾して、頭がよくなる読書を教わるとしましょう。

頭が良くなる読書をしよう

バランスのとれた価値判断能力を養うために、たくさん本を読む必要があると言いました。 とはいえ、やみくもにたくさん読んでも無駄だろうというのはなんとなく感じるところ。 読んだらちゃんと身にならなければ無駄ですよね。 そんな本の「理解度」には3つの段階があるそうです。

  • A.オリジナルの価値を加えられる
  • B.要約はできる
  • C.読んだけど内容忘れた

Cは論外だとして、速読塾で目指すのはAの「オリジナルの価値を加えられる」レベルになること。 正直↑ここまで書いてきたのは「ただの要約」なので、理解度ランクで言うとBです。ちょっと物足りない。この先オリジナルの価値を付加できるでしょうか。

ポイントを絞った読書をたくさんすることで、理解のスピードと深さがどんどん増していく

本をたくさん読もうと思ったときに、1から10まで読んでいては時間がかかってしまいます。 そこで、大胆に飛ばし読みをしてみましょう。 目指すは「本の2割を読んで8割理解する」ことです。 著者はこれをマグロにたとえています。面白いアイディアなので引用。

たとえばマグロをざっくり解体して、二割のトロの部分だけ食べ、残りは捨てて、次のマグロにとりかかるというような方法です。

確かに、カマの煮付けまで食べなくても、トロ部分さえ食べればそのマグロが美味いかどうかは大体分かりそうです。これを本についてもやろうと言うもの。 そんな「2割読書」をたくさんの本でやる。そうすると、だんだんとトロ部分を見分ける精度とスピードが上がってきて、自然とトロだけを食べて次のマグロに行けるようになります。

私の場合、10割読書でそこそこ多読しています

正直、私は月に10冊程度の本を、1から10まで読んでます。 これには理由があって、

  • サラリーマンとしては比較的読書時間が確保できる生活をしている
  • もともと読むのが速め
  • あまりに多読しすぎるとお金が・・・

などなど。 とはいえ、たくさん読むと理解が素早くそして深くなるのは実感として経験済みです。 月に5冊でも読んでいくと、あるときから1日1冊読んでも平気な身体と頭になっていきます。

とにかく「1行引用できるように」

月10冊くらいのペースで本を読んでいると、たまに不安になります。 読んではいるけど、意味あるんだろうか。身になっているんだろうか。読んだ本の内容、全部言えるだろうか。 そんな私の気持ちが楽になったフレーズが本書の中にあります。

一文だけでも引用できれば、勝ったも同然

この一言だけで、何か救われた気がしませんか? 自分のオリジナルの価値を加えて本の要約ができるレベルになろう、読んだけど忘れたではダメだ。 これってけっこうなプレッシャーだったりするわけです。なんとなく、書いてあることを全部覚えててそこからエッセンスだけ抽出して話がでいないといけないような気がして。 確かにそれができれば最高かもしれませんが、そこまで行かなくてもいい。一文引用できれば勝ったも同然。< この本の1文引用はコレで決まりです。

まとめ

この本には、本をたくさん速く読むための心構えや方法が塾の講義形式でかかれています。 最初に書いた「本の理解度」、私は正直まだまだAには遠いですが、まずはしっかりとBの「要約力」をつけるところから。 本好きの皆様も、自分の「本の理解度」がどのくらいかを把握して、速読&多読で力を高めてみてはいかがでしょうか。

齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)

齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)