22歳までに読みたい『自由な人生のために20代でやっておくべきこと』本田直之

自由な人生のために20代でやっておくべきこと[キャリア編] (幻冬舎文庫)

自由な人生のために20代でやっておくべきこと[キャリア編] (幻冬舎文庫)

毎日朝起きて仕事に向かって・・・帰ってきたら疲れて寝るだけ。

もっと自由が欲しい。

そんなことを考えている方は世の中に多いかもしれない。

40、50、60歳になって後悔をしないように。20代のうちに本書を読んでおくべき。

今必要なのは「サバイバビリティ」だ

ありきたりな話題ではあるが、今は昔とは違う。いい大学に入り、いい会社に入り、年齢が上がるとともにふさわしいポストを用意され、60過ぎたら退職金と年金でゆったりと過ごす。

そんな時代はもうとっくに終わっている。

このようなロールモデルが無い時代を生き、人生設計をしていかなければならないのが(私も含めて)今の若者。そんな我々の「キャリアの教科書」になるのが本書。

現代を生き抜くために必要な力が「サバイバビリティ」である。

米陸軍サバイバル全書によると、サバイバルの基本方針は5つある。

米陸軍サバイバル全書 [新版]

米陸軍サバイバル全書 [新版]

  • 状況を把握する
  • 自分の責任で現在地を把握する
  • 恐怖心に打ち克つ
  • 工夫して間に合わせる
  • 郷に入っては郷に従う

これらのサバイバル方針がビジネスやキャリアにも当てはまる。

サバイバビリティを高める「マルチキャリア」

日本人が「キャリア」というと、会社での出世などばかり。これは「コーポレート・キャリア」。

このコーポレート・キャリアだけでは、たとえば会社が倒産した場合などを考えるとリスクが高い。他の会社で、業種で、通用する何かは身に付いているだろうか。

これからの時代はマルチキャリア、コーポレート・キャリアに加えてパーソナル・キャリア(=個人のスキル)を身につけていく必要がある。

このマルチキャリアが本書の中心主張。

あとはいかに2つのキャリアを身に付けるべきかという方法・心構えが解説されている。

マルチキャリアを築くためのポイント

コーポレートキャリアを疎かにしない
若い人たちには、就職してから10年間はまずコーポレート・キャリアを深く極めることをすすめます。

その間、パーソナル・キャリアについては、自分に何が向いているか、自分には何ができるのかを模索する。会社からの収入があれば、すぐにお金にすることを考えなくていいので、じっくりいろいろと試行錯誤ができます。

俺はパーソナル・キャリアを磨くんだ!とカッコイイことを言って会社を辞めたりするのは早計。

あくまでも「マルチキャリア」を築くことが大事なので、コーポレート・キャリアの柱を太くしつつパーソナル・キャリアも身につけるべき。

このブログなんかはまさに「パーソナル・キャリアの種」です。収入が得られるとは思っていませんが、このブログを続けていくことも1つの個人スキルに身につくはずだと考えています。

パーソナルキャリアを築くには

パーソナル・キャリアを身につける主目的は「自分の付加価値を高める」こと。何もないところからは付加価値は生まれないので、まず勉強、インプットをするべし。

インプットしたら、それを発信=アウトプットする。

そして不特定多数がどう評価するのかを測る。

コーポレートキャリアを築くには

20代は、まず実績を作る。大量のインプットをして(場合によっては残業を厭わずに)量が質に転換するポイントを実感すべし。

30代行こうはパーソナルキャリアの種をまき、徐々にリターンを得る時期。詳細は本書。

本書から何を学ぶか

最近ありがちなのが、「会社に縛られないために起業しよう」パターン。

確かにこれは「自由な人生」のように見えるが、本書の言う自由な人生とは異なっているように思う。

本書の言う自由な人生とは、様々な興味を渡り歩くことのできる自由なのではないだろうか。

著者の本田氏は生活の拠点を東京とハワイにおき、年の半分以上はハワイで生活をしているそうだ。

もちろんハワイで過ごすことが自由な人生というわけではなく、それを望めば手に入れられる自由。それだけのキャリアを身につけた結果のたまもの。

自由な人生を送るためのマルチ・キャリア。

今学生の方は特に、本書を読んでコーポレート・キャリアとパーソナル・キャリアの両方を太くたくましくするという発想をもってほしい。

自由な人生のために20代でやっておくべきこと[キャリア編] (幻冬舎文庫)

自由な人生のために20代でやっておくべきこと[キャリア編] (幻冬舎文庫)