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自由な人生のために20代でやっておくべきこと[キャリア編] (幻冬舎文庫)
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/03/07
- メディア: 文庫
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毎日朝起きて仕事に向かって・・・帰ってきたら疲れて寝るだけ。
もっと自由が欲しい。
そんなことを考えている方は世の中に多いかもしれない。
40、50、60歳になって後悔をしないように。20代のうちに本書を読んでおくべき。
今必要なのは「サバイバビリティ」だ
ありきたりな話題ではあるが、今は昔とは違う。いい大学に入り、いい会社に入り、年齢が上がるとともにふさわしいポストを用意され、60過ぎたら退職金と年金でゆったりと過ごす。
そんな時代はもうとっくに終わっている。
このようなロールモデルが無い時代を生き、人生設計をしていかなければならないのが(私も含めて)今の若者。そんな我々の「キャリアの教科書」になるのが本書。
現代を生き抜くために必要な力が「サバイバビリティ」である。
米陸軍サバイバル全書によると、サバイバルの基本方針は5つある。
![米陸軍サバイバル全書 [新版] 米陸軍サバイバル全書 [新版]](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/y/yoshikiito_el/20191002/20191002000335.jpg)
- 作者: 米国陸軍省編,鄭仁和
- 出版社/メーカー: 並木書房
- 発売日: 2011/11/02
- メディア: 単行本
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- 状況を把握する
- 自分の責任で現在地を把握する
- 恐怖心に打ち克つ
- 工夫して間に合わせる
- 郷に入っては郷に従う
これらのサバイバル方針がビジネスやキャリアにも当てはまる。
サバイバビリティを高める「マルチキャリア」
日本人が「キャリア」というと、会社での出世などばかり。これは「コーポレート・キャリア」。
このコーポレート・キャリアだけでは、たとえば会社が倒産した場合などを考えるとリスクが高い。他の会社で、業種で、通用する何かは身に付いているだろうか。
これからの時代はマルチキャリア、コーポレート・キャリアに加えてパーソナル・キャリア(=個人のスキル)を身につけていく必要がある。
このマルチキャリアが本書の中心主張。
あとはいかに2つのキャリアを身に付けるべきかという方法・心構えが解説されている。
マルチキャリアを築くためのポイント
コーポレートキャリアを疎かにしない
若い人たちには、就職してから10年間はまずコーポレート・キャリアを深く極めることをすすめます。
その間、パーソナル・キャリアについては、自分に何が向いているか、自分には何ができるのかを模索する。会社からの収入があれば、すぐにお金にすることを考えなくていいので、じっくりいろいろと試行錯誤ができます。
俺はパーソナル・キャリアを磨くんだ!とカッコイイことを言って会社を辞めたりするのは早計。
あくまでも「マルチキャリア」を築くことが大事なので、コーポレート・キャリアの柱を太くしつつパーソナル・キャリアも身につけるべき。
このブログなんかはまさに「パーソナル・キャリアの種」です。収入が得られるとは思っていませんが、このブログを続けていくことも1つの個人スキルに身につくはずだと考えています。
パーソナルキャリアを築くには
パーソナル・キャリアを身につける主目的は「自分の付加価値を高める」こと。何もないところからは付加価値は生まれないので、まず勉強、インプットをするべし。
インプットしたら、それを発信=アウトプットする。
そして不特定多数がどう評価するのかを測る。
コーポレートキャリアを築くには
20代は、まず実績を作る。大量のインプットをして(場合によっては残業を厭わずに)量が質に転換するポイントを実感すべし。
30代行こうはパーソナルキャリアの種をまき、徐々にリターンを得る時期。詳細は本書。
本書から何を学ぶか
最近ありがちなのが、「会社に縛られないために起業しよう」パターン。
確かにこれは「自由な人生」のように見えるが、本書の言う自由な人生とは異なっているように思う。
本書の言う自由な人生とは、様々な興味を渡り歩くことのできる自由なのではないだろうか。
著者の本田氏は生活の拠点を東京とハワイにおき、年の半分以上はハワイで生活をしているそうだ。
もちろんハワイで過ごすことが自由な人生というわけではなく、それを望めば手に入れられる自由。それだけのキャリアを身につけた結果のたまもの。
自由な人生を送るためのマルチ・キャリア。
今学生の方は特に、本書を読んでコーポレート・キャリアとパーソナル・キャリアの両方を太くたくましくするという発想をもってほしい。
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自由な人生のために20代でやっておくべきこと[キャリア編] (幻冬舎文庫)
- 作者: 本田直之
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- メディア: 文庫
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